歯周病はどうやってケアすればいいの?

歯周病の治療方法と予防方法

毎日のお口の中のケアが十分でないと、歯垢(プラーク)が溜まって歯周病を発症しやすくなりますし、かかっている場合はさらなる悪化につながります。そのため、毎日のブラッシングが大きな意味を持っています。しかし、時間をかけて丁寧に磨いている方でも磨き残しが全くない人は存在しません。特に奥歯や歯並びが整っていない場所は磨き残しが多く、むし歯や歯周病のリスクも上がります。

そのため、定期的に歯科医院に通って、プロケアを受けて歯垢や歯石を取り除くこと、ブラッシングをより適切に行うための指導を受けることが必要なのです。

PMTC

1.磨き残しを確認する(磨き残しを確認・歯石除去)

磨き残しがないか、染め出し剤で確認します。

2.歯を磨き上げる

専用機器で歯の表面や根元の部分を磨く。このときに歯磨きで落とすことができない汚れを落とします。

3.歯と歯の間も磨き上げる

さらに歯と歯の間の汚れも取り除いていきます。

4.フッ素で歯質の強化

フッ素を歯の表面に塗り、むし歯を予防します。

一般的な歯磨きとの違いは、簡潔に述べると、歯磨きで落とすことができない汚れを落とすのがPMTCです。
歯磨きで落とすことのできない「バイオフィルム」というこびり付いた細菌は、歯周病やむし歯になりやすくさせてしまうため、専用機器で落としたほうがよいのです。

SRP

SRPとはスケーリング・ルートプレーニングを略した言葉で、歯科医院で専用の器具を用いて行うケアの名称です。毎日のブラッシングでは除去できない歯と歯茎の間に溜まった歯石や歯垢を、キレイに取り除くことができます。慢性疾患である歯周病の症状を緩和して悪化を防ぐために、大きく役立つ治療の一つです。

歯周病の改善をサポートするオプション販売品のご紹介

ホームケア用パーフェクトペリオ

うがいをしただけで歯周病菌・むし歯菌を破壊できるパーフェクトペリオを用いて、ご家族みんなでホームケアを行ってください。

2,900 円(税込)

副作用・リスク

一時的に知覚過敏症状の可能性があります。

自宅でできる歯周病予防【生活習慣と歯磨き】

食生活のバランス

十分な睡眠時間の確保

禁煙する

適度な運動

正しい歯磨き

歯周病を防ぐためには

このように自宅でできる予防法はいくつかありますが、これでも歯と歯茎の間のような狭いところに溜まった汚れは1度入り込んでしまうと落としづらくなってしまいます。その上、それぞれ面倒がかかり時間を取られるようなものなので、あまりの手間の多さに投げ出してしまう人やお仕事で忙しく時間がない人などが多々いるのも事実です

歯周病の再発防止に
メンテナンスは必須です

歯科医院で適切な治療を受け、セルフケアの質を向上すれば、お口の中の歯垢や歯石は減り、歯周病の嫌な症状も解消していきます。この時はお口の中の環境が良くなっていますが、油断してセルフケアやプロケアを怠ると、お口の中の環境は再び悪化して歯周病の再発リスクが高まります。そのため、症状が減っても毎日のブラッシングを丁寧に行い、定期的にメンテナンスを受けることをやめないようにしましょう。
歯周病は生活習慣病ですから、日常に注意を払うことでリスクを大きく減らすことができます。ぜひ当院と一緒にお口の健康を守っていきましょう。

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